「2016年」の記事

内野敬介くん(M2)がSICE SI部門学術講演会で口頭発表しました

2016年1月5日 / お知らせ, 学会

平成27年12月14日(月)〜16日(水)に名古屋国際会議場で開催されている第16回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI 2016)に参加しています.

自律系からは修士2年生の内野くんが口頭発表しました.内野くんの研究は,自分の手を隠してゴムの手を見せ,手とゴムの手に同時に刺激を与えると,被験者がゴムの手を自分の手と錯覚するラバーバンドイリュージョン(LHI)という現象が起きることが知られており,その生起条件をさらに調べたものです.

具体的には左右両腕を交換した(ただし,腕は交差していない不自然な)映像をヘッドマウントディスプレイ(HMD)で見せて,(両方の)手の先に触覚刺激を与えてLHIを起こし,時間順序判断の実験を利用することでLHIが起きているかを判定します.片方の手のみに与えた刺激でも一定程度のLHIが起きることも示しました.

内野 敬介, 飯塚 博幸, 山本 雅人, 腕左右交換状態におけるゴム手錯覚の生起と触覚刺激の時間順序判断, 第16回システムインテグレーション部門講演会講演論文集, pp. 33-36 (2015)

2015-12-14 10.14.25

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西村亮くん(B4)と野口渉くん(B4)が国際会議 BICT2015 で口頭発表をしました

2016年1月5日 / お知らせ, 学会

 
平成27年12月3日(木)〜5日(土)にアメリカニューヨーク州のコロンビア大学で開催された BICT 2015 – 9th EAI International Conference on Bio-inspired Information and Communications Technologies (formerly BIONETICS) に参加してきました.
 

自律系からは,4年生の西村くんと野口くんが,以下のタイトルでを発表しました.はじめての口頭発表,はじめての海外旅行と大変でしたがとてもがんばったと思います.
 

西村くんの研究は,メダカの振る舞いをコントロールするために,水槽に貼り付けたディスプレイ上に小さな白点を表示し,メダカを惹きつけるための動きを Deep Q Network を用いて学習させたものです.
 

野口くんの研究は,視覚と運動という2つの感覚の統合学習を,Long Short Term Mermory (LTSM)とAutoendoerを組み合わせて用いることで実現したもので,一方の感覚のみの情報から他方を再現できることを示したものです.また,運動の分節化がシステムの内部状態から起こっていることを明らかにしました.
 

Nishimura Ryo, Iizika Hiroyuki, Yamamoto Masahito, Establishing Interaction between Machine and Medaka using Deep Q-Network, Proceeding of the 9th EAI International Conference on Bio-inspired Information and Communications Technologies (BICT 2015), 7 Pages (2015)
 

Noguchi Wataru, Iizuka Hiroyuki, Yamamoto Masahito, Proposing Multimodal Integration Model Using LSTM and Autoencoder, Proceedings of the 9th EAI International Conference on Bio-inspired Information and Communications Technologies (BICT 2015), 8 Pages (2015)

  

 
2015-12-03 08.58.38
 

2015-12-05 11.03.33
 

2015-12-05 11.24.43

2015-12-03 10.17.51
 

2015-12-03 12.36.43
 

2015-12-03 19.55.48
 

2015-12-04 20.28.00